修士論文について Master's Thesis

修士論文は学術性の高い専門的な論文の作成を目指すものです。論文執筆にあたっては、主指導教員が、各学生の研究テーマの妥当性や展開性について議論することによって、研究内容の一層のブラッシュアップをはかり、論文作成までの研究指導を行います。修士論文の提出手続きの詳細は「大学院履修案内」を参照してください。

1. 修士論文提出までのスケジュール

(1) 副指導教員希望届の提出

修士論文の審査は、主指導教員および副指導教員で編成する「修士論文審査委員会」が行います。学生は、主指導教員と相談の上、関連する研究分野から副指導教員として希望する教員2名を選び、その教員の了承を得て「副指導教員希望届」を提出してください。

春季入学者 1年次の7月末日まで
秋季入学者 1年次の1月末日まで

(2) 研究計画書の提出

学生は、指導教員と相談の上、「研究計画書」(研究目的、研究計画の概要等を具体的に記入するもの)を作成して期日までに事務局教務・研究支援室に提出してください。研究計画書の提出にあたっては、主指導教員および副指導教員の承認を得てください。

春季入学者 2年次前期の履修登録最終日まで
秋季入学者 2年次後期の履修登録最終日まで

(3) 修士論文提出希望届の提出

修士論文の提出を予定する者は、「修士論文提出希望届」を期日までに教務・研究支援室に提出してください。

春季入学者 2年次の10月末まで
秋季入学者 2年次の4月末まで

(4) 修士論文の提出

修士論文を提出する者は、提出書類一式をそろえて、期日までに教務・研究支援室に提出してください。詳細は、以下「2. 修士論文の提出要領」もしくは 「大学院履修案内」 を参照してください。

春季入学者 2年次の冬季休業日前最終の授業日午後5時
秋季入学者 2年次の6月最終の平日午後5時

(5) 口述試験の実施

原則、前期又は後期の期末試験日に口述試験を開催することとします。

春季入学者 後期の期末試験期間
秋季入学者 前期の期末試験期間

(6) 製本用修士論文の提出

修士論文が審査に合格し、研究科委員会の判定を経て修了予定となった者は、製本用修士論文の提出が必要です。製本用修士論文2部と、PDFデータ(USBメモリ等に保存)を、期限までに事務局教務・研究支援室に提出してください。

春季入学者 2年次の2月末日まで
秋季入学者 2年次の8月末日まで

2. 修士論文の提出要領

(1) 修士論文の提出

修士論文の提出手続きの詳細は以下のとおりです。

(2) 修士論文の取り下げについて

一度提出した修士論文の取り下げは、口述試験が実施される前のみ可能です。その場合は、主指導教員の承認を得た上で、研究科長に「修士論文取り下げ願」を提出し、研究科委員会の承認を得てください。

(3) 修士論文審査基準について

主指導教員および副指導教員(2名)で編成する「修士論文審査委員会」が、修士論文の審査と口述試験を行ないます。副指導教員が2名に満たない場合には、関連する研究科目から他の教員が主指導教員の推薦によって審査委員会に加わります。
審査は、以下に掲げる項目を総合的に考慮して実施されます。
① 研究テーマの設定に妥当性があり、学術的あるいはまた社会的意義が認められること。
② 先行研究や関連史資料・データ等をふまえ、問題設定にふさわしい研究方法によって考察・分析がなされていること。
③ 論旨の進め方に一貫性があり、整合的な結論が導出されていること。
④ 研究テーマ、問題設定、研究方法、分析、結論等に一定の独創性が認められること。
⑤ 文章表現が適切で、修士論文としての構成・体裁が整っていること。
⑥ 研究の立案・遂行、研究データの保管、研究成果の発表に関して、適切な倫理的配慮がなされていること。

(4) 学位について

修了必要単位数を満たした上で、修士論文が審査に合格すると、研究科委員会の判定を経て修士(平和学)の学位が授与されます。