【4月21日発売】ヒロシマ調査・研究入門—原爆被害を調べる人のためのガイドブック Introduction to Hiroshima: Survey and Research

広島市立大学 広島平和研究所/編(ザメディアジョン、2025年4月)
ISBN978-4-86250-831-7
四六版・本編224頁 オールカラー

本の概要

広島市立大学開学30周年記念関連事業の一環として、広島市立大学広島平和研究所が編さんした、「ヒロシマ」をより深く知りたい、研究したいという人に向けた調査・研究の入門書となるガイドブック。

ヒロシマを調査・研究するノウハウや関連施設、参考資料などを紹介した学術的入門書


広島は今年被爆80年を迎える。被爆体験を伝え、記憶を継承してきたこれまでを振り返り、核・戦争のない世界をめざし、今後の課題に取り組むことが必要とされている。本書では、原爆被害と核に関わる現在の多彩な論点を示すとともに、広島を中心に全国各地の施設および資料、データベースを活用した調査のノウハウを紹介する。「ヒロシマ」をより深く知りたい、研究したいという人に向けた調査・研究の入門書になるとともに、地域学習、総合学習の入り口として、実践的な学びを促すフィールドワークガイドとなる一冊である。

目次

はじめに

第1章 調査・研究ガイド
原爆被害を調べるためのデータベースの活用方法とともに、実際に広島市内の博物館、図書館などの施設で、文献資料・被爆体験記、公文書・新聞資料、医学資料、写真・映像資料、遺品などの現物資料、絵画などを調査するノウハウを紹介。


第2章 広島で調べる
〇原爆被害を調べる
〇戦争を調べる
原爆被害や戦争被害を現地で調べるという視点から、広島の資料館、図書館などの各施設を紹介。広島平和記念資料館などの主要な施設に加え、観光目線では知られていないような場所も併せて取り上げる。


第3章 広島を体感する
〇8月6日をめぐる
8月6日前後に広島の街中の様々な場所で行われる慰霊祭を取り上げ、慰霊碑を起点により深く調べるための手引きとして、関連する学校、団体などの歴史や原爆被害、現在の活動を紹介する。
〇被爆の痕跡をたどる
被爆体験を聞き、街中にある被爆の痕跡をたどるためのガイド。


第4章 日本で調べる
〇日本で調べる
日本国内の原爆被害、核に関する展示施設、アーカイブズの紹介。一部海外の施設についてもコラムで取り上げる。


第5章 原爆被害を知る扉
学問の入り口となることを意識し、キーワードから興味のあるテーマや現在の論点に接近する。

おわりに

索引
図版一覧
協力・執筆者一覧

※広島平和研究所教員一覧 https://www.peace.hiroshima-cu.ac.jp/faculty/
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