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広島市立大学広島平和研究所は連続市民講座を下記のとおり開催いたします。
第二次世界大戦から80年、日本は「戦争をしない国」としてのアイデンティティを保ってきました。その一方で、国際社会は不安定さを増し、日本を取り巻く安全保障環境も悪化しています。今年度の講座では、戦後から現在に至る流れと現状の分析を示しながら、平和のために広島ができること、果たすべき役割は何かを考えます。
各講義はオンラインで開催されます。各回の内容、申込方法をご覧の上、是非お申し込みください。
後援:一般社団法人ヒロシマ平和研究教育機構
【お願い】下記の「申込フォーム」からお申し込みいただいた方には、1週間以内にお申し込み受付完了のメールをお送りしています。1週間以内に受付完了の連絡がない場合は、登録時に入力されたEメールアドレスの不備が考えられますので、大変お手数ですが、再度お申し込みをお願いいたします。
講座名 広島から戦後80年と平和を考える
各回の視聴期間と内容
第1回 10/24(金)~10/30(木)
「平和・非核国家という規範の変遷」
梅原 季哉(広島市立大学広島平和研究所教授)
広島・長崎への原爆投下と第二次世界大戦の終結から今年で80 年。日本は戦後一貫して、「核兵器を持たない平和国家」としての自己認識を持ち続けてきました。国際関係論でいう「規範」、つまり、社会的に共有される、行動や言説に関する「適切さ」の基準は、こうした状況の背後でどのように作用してきたのでしょうか。歴史的経緯を踏まえつつ、考えます。
第2回 10/31(金)~11/6(木)
「反核運動史概観 ―80 年のあゆみ」
竹本 真希子(広島市立大学広島平和研究所准教授)
戦後80年は、反核運動の歴史にとっての80年でもあります。反核運動はこれまでどのように行われてきたのでしょうか。本講義では、日本と欧米を中心に世界の反核運動のこれまでの歩みを振り返り、個々の運動の事例や、反核運動の時代ごとの特徴、その変化を取り上げます。また、最近の反核運動史研究の動向を紹介します。
第3回 11/7(金)~11/13(木)
「『平和都市』広島の原点」
森上 翔太(広島市立大学広島平和研究所講師)
「広島=平和」というイメージは、今では当たり前のことと思われがちですが、終戦直後の広島では、他にも「文化都市」、「教育都市」、「工業都市」など様々な都市像が提唱されていました。その中から「平和都市」が選ばれたのはなぜでしょうか。1949年8月6日に施行された広島平和記念都市建設法を手がかりに、「平和都市」広島の原点を探りたいと思います。
第4回 11/14(金)~11/20(木)
「国際原子力機関 ―原子力の法規制の現在地」
大下 隼(広島市立大学広島平和研究所講師)
軍事的利用防止や安全確保のための原子力の規制と、医療や農業等における平和的利用の促進を主要任務とする国際原子力機関(IAEA)は、いま何を規律し、どのような問題に直面しているのでしょうか。本講義では、IAEAとその所在地である第三の国連都市・ウィーンの視点から、原子力の法規制の現在地を読み解きます。
第5回 11/21(金)~11/27(木)
「『核の傘』の当事者性 ―私たちは何を問われているのか」
佐藤 史郎(広島市立大学広島平和研究所教授)
日本は、ヒロシマ・ナガサキの惨劇を二度と繰り返さないために、核兵器のない世界の実現を目指しています。その一方で日本は、自国の安全保障を確保するために、米国の「核の傘」に依存しています。核の傘に頼ること、それは私たちに何を問いかけているのでしょうか。本講義では、核の傘をめぐる政治と倫理をみることで、核の傘とは何か、あらためて考えていきます。
申込方法
1.お申し込み
申込フォーム(外部リンク)に、必要事項をご入力ください。
2.広島平和研究所事務室からの受付完了メール
お申し込み後、1週間以内にお申込み受付完了のメールをお送りいたします。
3.視聴用URLのご連絡
各回配信開始日の3日前までに視聴用URLをご連絡いたしますので、リンクよりご視聴ください。各回の配信期間内であれば、ご希望の回を何度でもご視聴いただけます。
※Eメールが届かない場合は申込時のメールアドレスの不備が考えられますので、大変お手数ですが、再度お申し込みをお願いいたします。
※参加申込後にキャンセルをご希望の場合、ご連絡は不要です。
申込締切:2025年10月17日(金)
お問い合わせ
広島市立大学広島平和研究所事務室
E-mail:office-peace&m.hiroshima-cu.ac.jp
※E-mailを送付されるときは、&を@に置き換えて利用してください。