スポーツと広島の文化を考えるZoom研究会を開催 Zoom Event to Consider Sports and Culture in Hiroshima

河 炅珍(准教授)

2021年2月21日(日曜日、午後2~3時)、広島平和研究所プロジェクト研究「平和都市・広島の文化的構築に関する予備的調査――広島東洋カープを手がかりに」主催で、Zoom研究会が開催されました。

「スポーツと広島の文化を考える」をテーマに、野球史研究で知られる鈴村裕輔さん(名城大学外国語学部准教授)と、広島を舞台に地域と人々をつなぐ活動を行っている平尾順平さん(NPO法人ひろしまジン大学代表理事、広島市立大学大学院国際学研究科博士前期課程1年)をお招きし、対談形式で行われました。

登壇者のお二人(左:平尾さん、右:鈴村さん)
登壇者のお二人と研究メンバー

2019年に始まった本プロジェクト研究では、平和都市・広島の文化的構築におけるスポーツの果たした役割を、広島東洋カープの例を中心に取り上げてきました。また、諸外国におけるスポーツと政治・社会の関係にも焦点をあて、これらに関する予備的調査を行ってきました。しかし昨年からのコロナ禍により、研究方法の変更を余儀なくされ、さらに当初の問題関心に加え、改めてスポーツのある日常や、スポーツと私たちの関係についてこれまでとは異なる視点から考えざるを得ない状況になりつつあります。

今回の研究会では、これまでの活動を振り返りながら、コロナ禍の新たな問題意識をふまえ、鈴村さん、平尾さんのご意見・ご経験とともに、スポーツと広島の文化について考え直す機会となりました。フロアからも様々な質問をいただき、実り豊かな議論となりました。