ウクライナ侵攻ーロシア、人道危機、国際法 Online HPI Forum 20220329

広島平和研究所では、下記のとおりHPI研究フォーラムをオンラインで開催しました。

■テーマ:「ウクライナ侵攻――ロシア、人道危機、国際法」
■日 時:2022年3月29日(火)14:00-15:30
■形 式:Zoomウェビナーによるオンライン開催
■参加費:無料
■定 員:200名(申込先着順)
■申込方法:事前のお申込みが必要です。
■申込締切:2022年3月23日(水)

【趣旨】
2022年2月24日にロシアがウクライナに対し軍事侵攻を開始した。首都キエフをはじめ攻撃を受けた都市では市民の犠牲者が多数出ている。 大量難民の流れも止まらない。第二次世界大戦後、世界は今まさに核戦争の危機に瀕している。ロシアの軍事侵攻の意図は何か。核戦争の危機を克服できるのか。国際社会には、紛争解決に向けて一体どのような手立てがあるのか。広島平和研究所の研究者が、各自の専門分野からウクライナ危機の背景を解説する。

【プログラム】
趣旨説明:吉川元(広島市立大学広島平和研究所特任教授) <10分>

講 演 1:「核と人道危機の観点から」 梅原季哉(広島市立大学大学院平和学研究科博士後期課程、元朝日新聞ヨーロッパ総局長・論説委員)<20分>
ウクライナは冷戦後、旧ソ連の核兵器を放棄して非核を選択した国でもあります。21世紀の欧州で最悪の人道危機のなかで、ウクライナの安全保障とは何か。今回の侵攻の原点となった2014年の紛争現場での取材経験も交えて説明します。

講 演 2:「ロシア外交研究の観点から」 加藤美保子(広島市立大学広島平和研究所講師)<20分>
冷戦終結後のロシア外交の視点から、ウクライナ侵攻の背景と意味を考え、今後の大国間関係とユーラシア国際秩序へのインパクトについて議論します。

講 演 3:「国際法の観点から」 佐藤哲夫(広島市立大学広島平和研究所特任教授)<20分>
国際法を未修の一般市民の方への国際法入門を意図して、武力行使禁止原則、自衛権、経済制裁、拒否権、国際司法裁判所、国際刑事裁判所など、ウクライナ侵攻に関わる国際法の解説をします。

質疑応答:事前にお寄せいただいたご質問にパネリストがお答えします。<20分>

司 会:河上暁弘(広島市立大学広島平和研究所准教授)

*上記の内容につきましては、ウクライナ情勢により急遽変更となる場合がございます。予めご了承ください。
*本フォーラムは日本語のみで行われます。(通訳なし)
*当日は、Zoomのチャット機能はご使用できません。
*本フォーラムに関して、許可なく、録音・録画・撮影・保存・公開・拡散することを禁じます。

*チラシをクリックすると拡大してご覧いただけます。