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広島市立大学広島平和研究所は連続市民講座を下記のとおり開催いたします。
今年度の講座では、核不拡散条約(NPT)の内外で核開発を行うアジアの国々に焦点を当て、政府による統治(ガバナンス)と各国を取り巻く国際関係を含めた動向について考えます。
講義はオンラインで開催されます。各回の内容、申込方法をご覧の上、是非お申込みください。
後援:一般社団法人ヒロシマ平和研究教育機構
【お願い】下記の「申込フォーム」からお申し込みいただいた方には、1週間以内に視聴用のURLをお知らせしています。1週間以内に視聴用URLの連絡がない場合は、登録時に入力されたEメールアドレスの不備が考えられますので、大変お手数ですが、再度お申し込みをお願いいたします。
講座名 止まらないアジアの核開発とガバナンス
■開催形式:YouTube配信。各回、約60分。申し込みされた方は、開催日より7日間限定で講義を視聴できます。
■定員:500名
■受講料:無料
■申込締切:2024年10月11日(金)
※通訳や翻訳の提供はありません。
※ご希望の回のみの視聴も可能です。
※ライブ配信ではありませんので、質疑応答の時間はありません。
※本講座に関して、許可なく、録音・録画・撮影・保存・公開・拡散することを禁じております。
各回の視聴期間/内容
第1回 10/18(金)~10/24(木)
「深刻化する北東アジアのガバナンスと軍事化」
吉川 元 / 広島市立大学名誉教授
アジアでは、核開発に加え、通常兵器の軍拡競争、武器移転等による軍事化が急速に進んでいます。その一方で、中国と北朝鮮の自由化や民主化の後退は言うに及ばず、アジアの多くの国で自由化と民主化の動きが止まり、ガバナンスの悪化が人間の安全保障の脅威になっています。本講義では、特に今や世界の火薬庫になった北東アジアに焦点を当てて、その危機の実相に迫ります。
第2回 10/25(金)~10/31(木)
「北朝鮮の核開発の現状とガバナンス ―北朝鮮の核政策の変化を中心に」
孫 賢鎮 / 広島市立大学広島平和研究所准教授
2018年と2019年の2回にわたる米朝首脳会談では、北朝鮮の非核化問題は合意に至らず失敗に終わりました。その後、北朝鮮は米国に対し強硬路線に転換し、また2023年12月、韓国との関係を戦争中の敵対的な二つの国家関係であると宣言するなど対外政策を変化させました。本講義では、このように変化した北朝鮮の核政策を分析し、今後の対応を考察します。
第3回 11/1(金)~11/7(木)
「インドの核、国際関係、ガバナンス ―瀬戸際の民主主義」
溜 和敏 / 中京大学教授
世界一の人口大国、そしてグローバル・サウスの旗手としてプレゼンスを高めるインド。この講義では、インドの核戦力の動向、昨今の国際関係の展開、そしてガバナンスの状況について整理します。とくに、2024年に行われた総選挙を手がかりとして、インドの民主主義が直面する問題についてお話しします。
第4回 11/8(金)~11/14(木)
「パキスタンの核開発の論理 ―なぜ、核開発を続けるのか」
近藤 高史 / 東京福祉大学留学生教育センター特任教授
1998年5月にパキスタンが核爆発実験を行って四半世紀以上が経過しましたが、同国が保有する核兵器は経済的な苦境や国際的な批判にもかかわらず増え続けています。この講義は、パキスタンが核開発を続ける背景を、建国運動以来のこの国の歴史、置かれている国際関係、国内の権力構造などの側面から考察します。
第5回 11/15(金)~11/21(木)
「イランの核開発問題は今 ―長期化するガザ戦争とイランの戦略」
中西 久枝 / 同志社大学教授
イランの核開発活動は、トランプ政権が2018年に核合意(2015年)を一方的に破棄して以来、急速に進展しました。核合意はすでに形骸化したと言われている今、イランの核開発はどこに向かおうとしているのか。本講義では、ガザ戦争が長期化する中東の地政学的観点から、イランの安全保障戦略を解き明かします。
申込方法
1.申込フォーム(外部リンク)に、必要事項をご記入ください。
2.広島平和研究所事務室からのメール
お申し込み後、1週間以内に視聴に必要な情報をEメールでお知らせします。
※Eメールが届かない場合は、申込時のメールアドレスの不備が考えられますので、大変お手数ですが、再度お申し込みをお願いいたします。
※参加申込後は、キャンセルの場合もご連絡は不要です。
申込締切:2024年10月11日(金)
お問い合わせ
広島市立大学広島平和研究所事務室
E-mail:office-peace&m.hiroshima-cu.ac.jp
※E-mailを送付されるときは、&を@に置き換えて利用してください。